これが“ジゴク”だ! クソゲーだ![その1] あらゆる“おもしろ”をサンプリングした「バイト」

真っ暗な画面奥から迫ってくる凶悪な“鬼”の顔面で始まり,正月飾りのごとくその鬼の顔面を飾りつけたトラックが夕焼けの街を暴走し,「危うし! メガネのサラリーマン」というシーンののち電柱に突っ込むというオープニングムービーと,「ぐるぅ~ぶじごっくふぁーいぶぅ」という,自由でそして“やたらと歌うまい”瀧氏のアカペラが響くトップ画面。「1作めなのにファイヴ?」とツッコむ間もないくらい,ゲーム立ち上げ早々に畳みかけてくる「グルーヴ地獄V」だが,本作には一つの目的が用意されている。
 それは「ジタク」にある超高性能な「ミュージックエディタ」で“音遊び”を楽しむこと。しかし,ゲーム開始時点で,このミュージック・エディタに入っている「音ネタ」はほんのわずかだ。本格的に音遊びを楽しむには,お金を貯めてガチャガチャを回し,新しい音ネタを入手しなければならない。